≪第9回 健康(セルメ)川柳コンクール 受賞作品発表≫

尾藤先生 あいさつ、総評

昨年初めから新型コロナウイルスにより2020年は、特別な年になりました。
前回、第8回のセルメ川柳の募集で1月3日に届いた作品に

 とりあえず セルメするしか ないコロナ アオシアオ
 インフルも コロナもセルメ して備え  雪丸太郎

がありました。12月31日にオープンになったばかりの事象が、既に捉えられていました。
作者のアンテナの鋭さを感じます。

今回募集の川柳も新型コロナを外しては考えられないような世界を捉えていました。
まさに川柳は時代を捉える鏡と改めて感じた次第です。
また、昨今の「コロナ禍」が日常となってしまった世界において「セルメ」という取り組みが
いかに重要であるかも改めて意識付けられました。
この川柳公募を通した行事が、多少でもコロナ下の日常の心の癒しにつながるとともに、
また一刻も早い新型コロナ流行が終息することを願ってやみません。

≪受賞作品≫
作 品 氏名(雅号)
大 賞 検温は? マスクは持った? ママの声 ともきっず
 Covid-19の登場によって変わってしまった日常。検温とマスク、手洗い、ディスタンスを強いられている不自由さの中で中学生の目が捉えたのは、子供の健康を心配するママ姿。「検温は? マスクは持った?」という実際の会話がそのまま川柳になりましたが、そのリアリティは、コロナ以前の世界とは別物になってしまったという現実を如実に示しています。13歳の目と表現に票が集まりました。
準大賞 生き方を 変えたコロナと するセルメ 遅れてきた猫☆
 「生き方を変えたコロナ」というフレーズは、作者個人の人生に限らず、この間の社会の変化を捉える大きさがあります。「セルメ川柳コンクール」だから「するセルメ」という下五であったというのではなく、やはりこの間のコロナ禍において「セルフメディケーション」の重要性に多くの目が向いたことを象徴しているでしょう。セルメ10年の成果の一端が十七音になったような一句です。
日本チェーンドラッグストア協会
会長賞
ステイホーム 家はセルメの 一等地 ちゅんすけ
「お大事に」 アクリル越しの 「ありがとう」 めめりん
JAPANドラッグストアショー
実行委員長賞
コロナかと 疑う母の 薄い味 明日香
鬼滅から 学ぶ健康 呼吸法 真冬の雪光
健康(セルメ)川柳コンクール
実行委員長賞
縮めたい 正常値との ディスタンス 道草
母と来た この薬局に 子を連れて しまうま
スポンサー賞
ウエルシアホールディングス賞 妻じゃなく アプリが監視 ウォーキング 茶の花
ウエルシア薬局賞 セルメして アフターコロナ 夢つなぐ おたやん
キリン堂賞 手作りの ママノマスクで 風邪予防 花がえる
クスリのアオキ賞 セルメ活 SDGsに 入れたいな ぷりもたろう
マツモトキヨシ
ホールディングス賞
コロナ禍に 全集中で セルメする バーバラ
あらた賞 終息へ 自粛とセルメの 二刀流 日輪草
第一三共ヘルスケア賞 健康は Uber Eatsじゃ 頼めない とももももーも
大正製薬賞 web会議 映らぬ箇所を ストレッチ いわき

上記受賞作品を含む優秀100作品は、こちらのPDFデータをご覧ください。
なお、賞金・賞品等は追って4月中に発送手続きを行います。
主催:一般社団法人 日本チェーンドラッグストア協会 健康(セルメ)川柳コンクール実行委員会